繰り上げ返済のポイント

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元利均等返済方式のローン繰り上げ返済について。
繰り上げ返済は効果的と言われますが、その理由は元金に充てるため利息を減らせる点にあります。
つまり、毎回の返済は【利息+元金】の返済ですが繰り上げ返済は【元金】のみに充当されます。
図を用いてご案内します。

 

①毎回の返済額を変更せずに「返済期間」を短くする期間短縮型

ローン返済前半と後半のタイミングで効果が変わります。
早期に繰り上げを行いなすと、ローン期間短縮の効果は高いです。
後期に繰り上げを行いますと、ローン期間短縮の効果は低いです。
元利均等返済方式の場合、毎回の返済額は同じですが毎回元金と利子の割合が下図のイメージで推移します。
繰り上げ返済は元金に充当されますので、早い時期に行った方が効果が高いです。
                    

 

②返済期間を変えずに毎回の「返済額」を軽減する返済額軽減型

ローン返済前半と後半のタイミングで効果が変わります。
早期に繰り上げを行いますと、毎回の返済額の軽減は少なくなりますがトータルでは効果は高いです。
後期に繰り上げを行いますと、毎回の返済額の軽減は大きくなりますがトータルでは効果は低いです。
利子は時間とともに付きますので、早い時期での繰り上げ返済に効果があります。

                    

 

どちらがお得なのか

結論から申し上げますと、①②ともに同じ効果です。
一般的に①期間短縮型が利息軽減効果高いと言われていますが、実は【利子】だけを見た結果にすぎません。

イメージ例)同時期に300万円繰り上げ返済した場合
①期間短縮型
 最終的に利息軽減が100万円

②返済額軽減型
 最終的に利息軽減が30万円

一般的に①の方が圧倒的に利息軽減効果が良く見えます。
しかし、しくみがまったく違うのがポイントです。
①期間短縮型は、さいごに期間短縮するために充当します。
 つまり【数十年先まで運用】して増やしたお金でさいご繰り上げ返済し期間短縮という考え方です。
②返済額軽減型は、スグに返済額を軽減します(100,000円/月 ⇒ 96,000円/月 など)
 つまり【運用しつつ少しづつ返済】に充てるという考え方です。

金融機関ローン担当者に聞いたことあるのですが、数十年運用して充当と、スグに取り崩しながら充当という仕組みの違いです。
基本どちらも同じ複利%と考えて、同時期に繰り上げ返済であれば【複利%】は同じ効果という見方で問題ございません。
当然ながらローン完済が早いのは①期間短縮型という点は変わりありません。

 

注意点

・ゆとりある資金で繰り上げ返済をお勧めします(①②ともに共通します)
 利子を減らしたいがために手元の余裕資金が枯渇して生活に支障出ない様に、しっかりとプランニングが必要です。

・早期の繰り上げ返済はあくまで【効果】はありますが、①期間短縮型の場合ですと効果を実感できるのは数十年先という認識が大切です。
 しっかりと効果の時期を理解したうえで実行が必要です。

・団体信用生命保険または一般生命保険で、ローン契約者死亡時に「ローンを保険で完済」できる状況です。
 もし繰り上げ返済後まもなくして他界された場合、繰り上げ返済額は戻ってきません。国内では現在一番低金利といわれる住宅ローンを敢えて残したまま、ゆとり資金をローン金利以上を目指して増やしていく方もいらっしゃいます。

注意点を踏まえたうえでの計画的な繰り上げ返済は効果的です。

                 
 

まとめ

🔶ゆとり資金で繰り上げ返済

◆期間短縮と毎回返済額軽減の2種類

◆効果をすぐに実感できるのは毎回返済額軽減型

◆効果をあとで実感できるのは期間短縮型

◆利息軽減効果は期間短縮型

◆期間短縮型も返済額軽減型も複利換算をすると実際のところほぼ同じ運用効果

🔶『ローン負担感を少しでも和らげることで、日常生活により前向きになれる』点が最大のメリットとも言えます

 

※繰り上げ返済条件、手数料は金融機関によって異なります